米の高校新聞、新校長の学歴詐称暴く 就任辞退へ

高校新聞が校長の学歴詐称暴く

(CNN) 米カンザス州ピッツバーグ高校の学生新聞「ブースター・ルダックス」が新たな校長に決まった女性の学歴詐称を暴く記事を放ち、女性を就任辞退に追い込み「記者魂」をこのほど披露した。

同紙の共同編集長によると、女性の学歴詐称の追及は気楽な気持ちで新校長の「歓迎記事」作成を思い付いたのがきっかけ。女性にインタビューするなどして経歴を調べているうちに疑問点が浮き彫りになったという。

この取材作業が実を結んだのは、女性が修士号や博士号を取得したとするコーリンズ大学の記録を調べていた時だった。同大の公式サイトへの接続もかなわず、実際の住所も電話番号もなかった。調査を進めると同大は教育機関として認められていないことが判明したという。

女性にこの事実関係を質すと矛盾する説明が返ってきた。同大での勉強の大半はオンラインでこなし、米カリフォルニア州ストックトンにあるとするキャンパスも訪れたことがあると主張。しかし、同地の住民でコーリンズ大学の所在地を知っている者はいないとの心証も得た。

女性はカンザス州には4月に到着し、7月に赴任する予定だった。コーリンズ大学については学んでいた時期は承認された教育機関だったと同紙に述べていたという。同紙の学歴詐称に関する記事が掲載された4日後に就任辞任を申し出ていた。

今回の報道を通じブースター・ルダックス紙編集部の最大の疑問は女性の学歴詐称をなぜ早い段階で突き止められなかったのかの点にある。同高校を管轄する教育行政当局者はCNN系列局KSNFの取材に、記事が載った際、女性は既に新校長としての契約に署名していたとの事情に触れた。

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