ロシア外務省、電話の自動音声で介入疑惑皮肉る

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ロシア、米への介入疑惑にジョークで対抗

(CNN) ロシア外務省が、昨年の米大統領選への介入疑惑にまつわるジョークを盛り込んだメッセージを、あたかも公式発表であるかのようにネット上に公開していたことが4日までに分かった。エイプリルフールに合わせて同省で企画したものとみられる。

ロシア外務省は1日、フェイスブックの公式アカウントへの投稿で、各国の大使館へ電話した際に流れる自動音声メッセージについて、新たな内容を導入したと発表した。

紹介されているメッセージは「こちらはロシア大使館です。あなたからのお電話はわれわれにとって大変重要です」と始まり、「ロシアの外交官からあなたの政敵に連絡を入れてもらいたい場合は、(電話機の)1番をプッシュしてください」と続く。

さらに「ロシアのハッカー集団によるサービスをご利用の場合は2番をプッシュしてください」、「選挙への介入をご希望の場合は3番をプッシュし、次の選挙戦までお待ちください」と流れる。

最後に「すべての会話は録音され、サービスの質の向上と研修の目的に使用されます」と告げて終わる。

米国で問題となっている大統領選への介入疑惑を逆手に取った冗談とみられるこの投稿は、複数国のロシア大使館が共有。在英ロシア大使館は公式ツイッターでロシア語と英語の音声メッセージをそれぞれ公開し、「ロシア外務省が開発した自動音声システムです。お聞きいただいた上で、ご意見をお寄せください。皆様からの評価をお待ちしております!」とコメントした。

ロシアのプーチン大統領は先ごろ、米国の大統領選に介入したとする疑惑について「まったくの作り話で事実無根、ロシアへの挑発であり虚偽だ」とこれまでにない強い言葉で非難していた。

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