ペンギン専用トンネル開通、道路の横断を安全に NZ

専用トンネルの中を歩く2羽のペンギン

専用トンネルの中を歩く2羽のペンギン

ニュージーランド・オークランド(CNN) ニュージーランド南島のオアマルで、沿岸部に生息する世界最小種のペンギンを守ろうと、同国初のペンギン専用トンネルが完成した。

ニュージーランドとオーストラリア南部に生息するコガタペンギンは別名フェアリーペンギンとも呼ばれ、身長30センチ足らず、体重は1キロ前後。巣は陸上に作って子育てをしているが、車や犬や人間に脅かされて個体数が減少しつつある。

オアマルでは港の近くに営巣地があり、これまでペンギンたちは日没後、巣で待つひなの所へ戻るために交通量の多い道路を横断しなければならなかった。

ペンギン見物は同地の観光の目玉にもなっていた。そこで人間とペンギンと車が自由に動ける環境を創出するため、同地のペンギンの生態に詳しい研究者が専用トンネルを考案。市や観光局がプロジェクトを推進し、多数の企業が人材や資材を提供して9月にトンネルが出来上がった。

これまでの評判は上々だという。何よりもペンギンたちに使ってもらえるようになり、今では多い日で1日20羽がトンネルをよちよち歩きで抜けていく。「ペンギンは習慣性が強いので、一度安全なルートを見付けるとそれを使うようになる」と研究者は説明する。

同国マッセー大学の専門家はオアマルのプロジェクトについて、観光業のモデルにも種の保護のモデルにもなると指摘。ニュージーランド各地でペンギンの営巣地を増やし、個体数の多い場所に地下通路を建設すれば、回復へ向けた道筋ができると提案している。

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