絶滅危惧のネコ科保存へ「冷凍動物園」 米大学

2013年に死んだウンピョウの「モビー」の細胞も採取済み=アトランタ動物園

2013年に死んだウンピョウの「モビー」の細胞も採取済み=アトランタ動物園

(CNN) 米ジョージア大学の再生生物科学センターが、絶滅の危機に瀕した大型ネコ科動物の遺伝子を凍結保存する「冷凍動物園」の計画を進めている。

計画では、麻酔をかけた動物の皮膚から細胞を採取し、初期化遺伝子を導入して幹細胞を作製。この幹細胞から精子や卵子を作り出す。

既にブタの幹細胞からの精子の作製には成功しているといい、大型ネコ科動物は生物学的構成の解明が進んでいることから、成功する可能性が大きいと判断した。

研究チームはアトランタ動物園の協力を得て、2010年に死んだスマトラトラ「ジャラル」と、13年に死んだウンピョウの「モビー」の細胞を採取済みだという。車にはねられるなどして個体数が減少しているフロリダピューマも、いずれ繁殖の対象に加えたい意向。

採取した細胞は液体窒素のタンクに保管して、幹細胞の作製に備える。理論的にはたとえ200年たっても遺伝子は生き続け、精子や卵子になる幹細胞を作製できるという。

小さな容器を使えばそれほどスペースも取らず、「容器が2つあれば全集団を保存できる」と研究者は話す。

実現のための経費は、インターネットのクラウドファンディングを通じて資金提供を募る。

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