8世紀に降り注いだガンマ線、星同士の衝突が原因か 独研究者

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2つの中性子星が衝突、合体する様子(イメージ図)=Dana Berry/NASA提供

2つの中性子星が衝突、合体する様子(イメージ図)=Dana Berry/NASA提供

だが歴史資料を調べても、当時、超新星爆発や太陽フレアが見られたという記録は見つかっていない。この謎の解明を目指しノイホイザー氏らは研究。終末を迎えた小さな星同士の衝突ではガンマ線バーストは数秒間で終わり、可視光線を出さないとの考えを示した。

なお、ガンマ線の照射による生物の絶滅といった明らかな悪影響がみられなかったことから、星の衝突は地球から3000光年以上離れた場所で起きたと同氏らは推測する。

この研究が現代に与える示唆をノイホイザー氏に問うと、「銀河系内で高エネルギーを発する現象が起きても、我々はオゾン層で守られている」「電子機器や軌道上の衛星は、このようなバースト現象よりも太陽フレアから受けているリスクの方が大きい」と答えた。

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