NASAの月着陸船「モーフィアス」、実験中に墜落して爆発・炎上

写真提供=NASA

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(CNN) 米航空宇宙局(NASA)が開発していた無人月着陸船「モーフィアス」が9日、フロリダ州のケネディ宇宙センターでエンジン実験中に墜落し、爆発・炎上した。NASAが明らかにした。負傷者は出ていない。

モーフィアスはこれまでクレーンにつるされた状態で数度の実験を行っていたが、自由飛行実験は今回が初めて。地面からわずかに浮上したものの、すぐに傾いて逆さまになり、約30秒後に墜落した。

プロジェクト責任者のジョン・オランセン氏は記者団に対し「同機は失われた」「しかしこれを教訓として計画を前進させるため、実験経過についてのデータと情報を収集している」と語った。ヒューストンのジョンソンン宇宙センターではもう1台の建設が進んでおり、2~3カ月以内に完成する見通しだという。

機体の残骸からはメモリー装置が回収され、原因究明のためデータ解析を進めている。オランセン氏は初期段階の調査結果として、ナビゲーションコントロールシステムに原因があったようだとの見方を示した。

NASAは実験の失敗について「複雑な宇宙飛行機器の開発過程には付き物」だと述べ、これを教訓として今後の設計に当たると強調している。

モーフィアスはNASAが目指す月探査計画の一環として、物資最大約500キロを運搬する目的で開発された。エンジンの燃料は、水素やヒドラジンに比べて扱いやすいとの理由から、一部にメタンが使われていた。

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