ボーイングCEOが「過ち」認める、737MAX9型機事故で

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調査が行われるアラスカ航空1282便(ボーイング737MAX9型機)=米オレゴン州ポートランド/National Transportation Safety Board

調査が行われるアラスカ航空1282便(ボーイング737MAX9型機)=米オレゴン州ポートランド/National Transportation Safety Board

ニューヨーク(CNN) 飛行中に側壁が吹き飛んだ米アラスカ航空旅客機の事故をめぐり、米ボーイングのデービッド・カルフーン最高経営責任者(CEO)は9日に開かれた安全対策会議で同社の「過ち」を認めた。

カルフーンCEOは、「我々はまず第一に自分たちの過ちを認めて対応にあたる」と述べ、調査を進めている米国家運輸安全委員会(NTSB)と協力して原因を究明すると表明した。

同社の関係者がCNNに語ったところによると、ボーイングは同機の製造サプライチェーンの中で過ちが起きたと認識しているという。カルフーンCEOが9日の会議で具体的な問題に言及したかどうかは分かっていない。

アラスカ航空が運航するボーイング737MAX9型機は5日、オレゴン州の空港を離陸後間もなく壁の一部が脱落して機体の側面に穴が開き、空港に緊急着陸した。死者や重傷者はいなかった。

米連邦航空局(FAA)は13日、同型機の一時的な運航停止を命じ、当局とボーイングが原因究明に乗り出した。

ボーイングの安全対策会議はワシントン州レントンにある737MAXの製造工場で行われ、9日の事故の重大性を再確認するとともに、乗員の行動やアラスカ航空の対応を評価した。

ボーイングはFAAと連携して適切な点検を徹底させると表明している。FAAは9日、737MAX9型機のドアプラグ点検に関するボーイングの計画を改訂する必要があると述べ、同機の運航停止は当面の間継続するとした。

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