中国、経済回復の遅れ鮮明に 一段の刺激策が「是が非でも」必要と専門家

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中国・山東省青州市のスーパーマーケットで商品を品定めする買い物客/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

中国・山東省青州市のスーパーマーケットで商品を品定めする買い物客/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

香港(CNN) 中国国家統計局が17日に発表した今年4~6月期の国内総生産(GDP)は、前年同期比6.3%増を記録した。ロイター通信が調査したエコノミストのグループの予想を下回った。

前期比での成長率はわずか0.8%で、1~3月期の同2.2%増から著しく失速した。

中国は世界第2位の経済大国だが、昨年は過酷な新型コロナウイルス対策で大打撃を受けていた。

感染対策の規制が解除された今年1~3月期のGDPは、前年同期比4.5%増と力強い回復を見せた。

しかし、ここ数カ月間の一連の経済指標は、軒並み勢いの衰えを示唆していた。

回復の伸び悩みを受け、中国政府は複数の刺激策を講じたものの、ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ハリー・マーフィー・クルーズ氏によればさらに多くの対策が「是が非でも必要」な状況だという。

今月初めにはイエレン米財務長官が北京を訪れ、世界中の多くの国々にとって中国が重要な輸出先となっている点に言及。中国の成長鈍化が既に多くの国々の成長に打撃を与えているのを目の当たりにしていると、懸念を表明していた。

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