米主要銀USバンク、従業員のオフィス復帰を延期 デルタ株を理由に

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米USバンクが従業員のオフィス復帰を延期すると通知した/Kristoffer Tripplaar/Alamy Stock Photo

米USバンクが従業員のオフィス復帰を延期すると通知した/Kristoffer Tripplaar/Alamy Stock Photo

ニューヨーク(CNN Business) 米主要銀行のUSバンクは4日、従業員に対し、来月上旬に予定していたオフィス復帰を延期すると通知した。新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の症例増加を理由に挙げている。

同行のアンディ・セセリー最高経営責任者(CEO)は従業員宛てのメールで、「世界中で症例が増加しており、デルタ株によって計画の調整が必要になった」と説明。メールの信ぴょう性については同行の広報担当者が確認した。

USバンクは米最大の銀行のひとつで、9月7日に従業員をオフィスに復帰させる計画だった。

しかし「複数の選択肢を検討した結果、大規模なオフィス復帰は第4四半期(10~12月期)のいずれかの時点まで延期するのが適切だと考える」としている。

USバンクはオフィス復帰の新たな日程を明らかにしなかったものの、従業員には30日前に通知する方針。

USバンクは大半の企業と同様、昨年のコロナ禍発生に伴いバーチャルワークに移行しており、従業員約7万人のおよそ7割が在宅勤務を行っている。ただ、ごく少数の職員に限ってはリモートと併用する形で出社を再開したという。

USバンクの方針転換は他の大手銀の姿勢とは対照的だ。

JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスの代理人は今週、CNN Businessに対し、オフィス復帰に関する方針に変更はないと説明していた。ゴールドマンはすでに6月に従業員をオフィスに復帰させている。

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