豪の自動車ブランド「ホールデン」消滅へ、米GMが撤退

オーストラリア・ビクトリア州の工場で製造ラインから出てくるホールデンのセダン/Bettmann/ Contributor/ Getty

オーストラリア・ビクトリア州の工場で製造ラインから出てくるホールデンのセダン/Bettmann/ Contributor/ Getty

香港(CNN Business) 米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は29日までに、オーストラリアやニュージーランドで展開してきたブランド「ホールデン」の生産や販売、技術開発などを含めた全ての事業活動を2021年までに終了させる方針を明らかにした。

160年以上続いたブランドをたたみ、豪州市場への進出が終了することになる。また、アジア太平洋地域の全ての市場から撤収するとし、タイでは今年末までにシボレー名のモデル販売を中止する。同国での製造工場を中国メーカーに売却するともした。

同社の豪州撤退に伴う財務上の損失は11億米ドル(約1188億円)と見込んでいる。

GMはここ数年、豪州での事業縮小を進め、他の主要な自動車メーカーと同様、13年には製造中止を発表。この決定は、豪州での自動車製造企業の消滅を意味した。

豪州製造の最後の車両とする赤色のホールデンのセダンモデルは2017年10月、同国南部のアデレード市の工場から送り出されてもいた。

GMは声明で、豪州からの撤退は困難な決断だったと説明。「国際的な事業活動の変革を迫られていた」とし、コスト削減に長年腐心したものの株主保有者の十分な利益をもたらさない市場での行動が必要だったと主張した。

世界の自動車市場が電気自動車や自動運転、共有制度に重心が移る中でGMもこれらの分野への投資配分や事業戦略の転換を迫られている。近年は中国市場に注力する他、欧州市場では事業権益を他のメーカーに譲渡する動きが目立っていた。

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