米バーガーキング、植物由来の「インポッシブル・ワッパー」を全国販売へ 8日から

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バーガーキングが食肉不使用の「インポッシブル・ワッパー」を全米で販売する/Burger King

バーガーキングが食肉不使用の「インポッシブル・ワッパー」を全米で販売する/Burger King

ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフード大手バーガーキングは2日までに、植物由来のパテを使ったハンバーガー「インポッシブル・ワッパー」の販売を今月8日から全国の店舗で開始すると明らかにした。

インポッシブル・ワッパーは、インポッシブル・フーズ社と提携して開発した肉を含まないハンバーガー。今年4月からミズーリ州セントルイスを皮切りに米国の複数の都市で試験販売されている。バーガーキングは5月、全米規模での販売を年内に開始すると発表していた。

同社の米州担当責任者はCNN Businessの取材に対し、試験販売で手ごたえを得たと説明。インポッシブル・ワッパーを目当てに長くバーガー・キングを利用していなかった、もしくは一度も訪れたことのなかった顧客が各店舗に足を運んでいると述べた。

看板メニューのハンバーガー「ワッパー」と同じ味が楽しめるというインポッシブル・ワッパー。8日からの全国販売では、フードデリバリーサービスを通じて従来のワッパーとインポッシブル・ワッパーとの「食べ比べ」ができるセットメニューも提供する。このメニューは9月1日までの期間限定。

インポッシブル・ワッパー単品の価格は5.59ドルと、従来のワッパーより1ドルほど高い。予定されている供給分が売れてしまえばその時点で終了する。今後、恒久的にメニューに加えるかどうかについて、バーガーキングはまだ決定を下していない。

健康志向の高まりを受け、植物由来の素材を使った食品の需要は急激に伸びている。業界団体の7月の報告によれば、米国内での植物由来食品の売り上げは過去1年間で11%増加した。

また英金融大手のバークレイズは、肉の代替物部門の市場規模が向こう10年間でおよそ1400億ドルに達すると予測している。これは世界の食肉産業全体の約10%を占める額だという。

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