スイスの郵便配達の国営企業、ロボット導入の試験へ

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スターシップ・テクノロジーズ社が開発したロボット

スターシップ・テクノロジーズ社が開発したロボット

ワシントン(CNNMoney) スイス国営の郵便企業「スイス・ポスト」は3日までに、国内の3都市で今月、食料品や医薬品をロボットで届ける試験を実施すると発表した。

使用するのは車輪が6つある小型ロボットで、歩道を低速で進む。歩行者、動物や車両などの存在を探知した場合、これらを避けることが出来る機能を持つという。

最初の段階でロボット5台を使う試験は数カ月間の予定。試験中の走行距離は3~4マイル(約4.8~6.4キロ)以下にとどめる計画。走行試験結果を見極め、定期的な使用に踏み切るかどうかを決める。

ロボットを開発したのは「スターシップ・テクノロジーズ」社で、既に英国やドイツで試験が実施され、今秋には米の首都ワシントンでも行われる予定。

スイス・ポストの開発事業・技術革新部門の責任者によると、試験中にロボットが搭載するのは模造品の荷物となる。

同社は新規開発の技術に強い関心を持つ郵便企業として知られ、以前にはドローン(小型無人機)や自動運転バスの試験を実施したこともある。同責任者は物流企業として人工知能の1つである機械学習やロボット工学の進展に遅れてはいけないと強調。ただ、ロボットを使ったとしても人間の郵便配達人の代用として位置付ける発想はないとも述べた。

スイス・ポストは、歩道を進むロボットに対する歩行者や荷物を受け取る顧客の反応にも関心を抱いている。

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