タンザニアに「世界級」のヘリウム田、供給不足を解消も

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ヘリウムガスは風船のほかMRIや原子力発電にも利用されている

ヘリウムガスは風船のほかMRIや原子力発電にも利用されている

ダラム大学のディビーナ・ダナバラン氏は「古代の地殻と現代の火山の間でヘリウムの放出と火山による希釈が『ちょうどいい』バランスを保っている場所を見つける作業を進めている」と説明。日本で今月開かれるゴールドシュミット地球化学国際会議でこの発表を行う。

ヘリウムの埋蔵量は、1カ所だけでも約540億立方フィート(約15億立方メートル)に達する可能性がある。これはMRIで約120万台分に相当する。

オックスフォード大学地球科学部のクリス・バレンタイン教授によると、世界のヘリウム消費量は年間約80億立方フィート。世界最大量を供給している米連邦施設の貯蔵量は242億立方フィートで、全米を合わせても1530億立方フィートにとどまる。「今回の発見は、社会のヘリウム需要に関する将来的な安全性を一変させる。今後も同様の発見がそう遠くないうちにあるかもしれない」とバレンタイン教授は話している。

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