ハワイ便に誤って無認可の機体 米アメリカン航空

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ワシントン(CNN) 米アメリカン航空が手違いで、太平洋横断路線への使用が認められていないエアバスA321S型機を、米ロサンゼルス発ハワイ行きの長距離便に使用していたことが14日までに分かった。同航空への取材で明らかになった。

同航空広報によると、手違いがあったのは8月31日のアメリカン航空31便に使用された機体。満員の乗客と乗員を乗せてロサンゼルスの空港を離陸した後に、地上職員が間違いに気付いた。

同航空は直ちに同機や連邦航空局(FAA)に連絡を取って、そのまま飛行を続けさせることを決定。同機は無事、ホノルルに到着した。

大平洋上には非常事態が発生したとしても緊急着陸できる場所が存在しないことから、横断路線にはFAAから延長運航の認可を受けた機体を使用する必要があり、非常用の機材や医薬品などの搭載が義務付けられている。しかしA321S型機はこの認可を受けていなかった。

本来この路線に使うはずだったA321H型機は、ボーイング757型機の後継として8月18日に就航したばかり。S型機とH型機は共通点が多く、エンジンや航続距離も同じだという。

アメリカン航空は今回の事態を受けて、各路線に使う機体を確認するためのソフトウェアを更新するなどの再発防止策を講じたと説明している。

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