日銀、金融緩和策維持へ 景気は「持ち直しつつある」と判断

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香港(CNNMoney) 日本銀行は22日の金融政策決定会合で、国内景気が「持ち直しつつある」との判断を示し、金融緩和策を継続する方針を決めた。

日銀は今年4月、長期国債の買い入れなどを通じた大規模な緩和策を導入。市場への資金供給量を年間60兆~70兆円のペースで増やすことを目指している。

22日に発表した声明では、この政策が経済活動や金融市場を活発化させ、15年近く続いたデフレからの脱却につながるとの見通しを改めて示した。一方、市場が懸念する長期金利の上昇には言及しなかった。

日銀の景気判断は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」が評価されたことを示す。市場にはすでに円安や株高の効果が顕著に現れている。

「金融緩和」「財政出動」に続くアベノミクスの3本目の柱で、長期的な効果が最も大きいとみられるのは「成長戦略」だ。産業構造の改革が必要となるだけに実行も難しく、利益団体との密接な連携や国民からの継続的な支持、巧みな政局運営が不可欠とみられている。

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