イラン当局、通貨暴落の「主犯」16人を逮捕

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テヘラン(CNN) イラン当局は4日、通貨リアルの暴落をめぐって16人を逮捕したと伝えた。当局の声明によればこの16人は「最近の外国為替市場の変動において重要な役割を果たした」という。

イランでは3日、通貨の暴落や物価高に抗議するデモが発生し、治安部隊と衝突。バザール(市場)の商店も営業を中止したが、4日にはほぼ通常に戻った。

イランのアフマディネジャド大統領は今週、同国の情報当局が外為市場を操作していた「22人の首謀者」を特定したと発表。両替商からは当局の締め付け強化を心配する声が上がっていた。

当局は逮捕された16人の身元については明らかにしていないが、声明によれば「敵によって作り出された心理戦の雰囲気」を利用し、「国内外の特定の集団」と共謀してリアルのさらなる暴落を招いたという。

また16人は手持ちの外貨の価値を高めるとともに社会を混乱させる目的で「銀行ネットワークの外部で」通貨を違法に取引したという。

イラン当局は16人以外にも「訴追されている者や、今後、対象となる者がいる」と警告している。

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