(CNN) ブラジル南東部リオデジャネイロ州ペトロポリスで豪雨による洪水や土砂災害が発生し、少なくとも44人が死亡した。州消防局などによると、行方不明者の数は分かっていない。
災害対策当局によると、ペトロポリスではわずか半日で、平年の2月の月間雨量を超える雨が降った。市当局はペトロポリスに非常事態を宣言した。
SNSに投稿された写真や動画には、車が濁流に押し流される様子が映っている。豪雨に関連した消防への通報は207件に上った。
ペトロポリスを訪れたリオデジャネイロ州のクラウディオ・カストロ知事は、他都市の消防隊員や職員が被災地での対応を支援すると表明した。
ブラジルのジャイル・ボルソナーロ大統領は訪問先のロシアから、直ちに被災者支援に乗り出すよう閣僚に指示したとツイートした。
ブラジルでは今月初旬、サンパウロ州でも豪雨による洪水や土砂災害のために少なくとも24人が死亡した。
州当局によると、死者の中には子ども少なくとも8人が含まれる。住民は1546世帯以上が避難した。
土砂崩れが起きた現場/Silvia Izquierdo/AP
北東部バイア州は昨年11月以来、洪水と豪雨に襲われ、12月下旬までに20人の死亡が発表された。
州当局によると、洪水のために2つのダムが決壊し、推定6万2800人が避難した。