写真特集：お尻たたきの歴史

悪いことをした子どもに与える罰としてイメージしやすい「お尻たたき」。過去の書物や写真、映像を通してその歴史を振り返る

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旧約聖書の一書「箴言」にも子どもへの体罰の記述があるが、仏作家のオリビエ・モーレル氏によればお尻叩きの習慣は古代メソポタミアやエジプト、中国、インドの各文明のほか、アメリカ先住民、ギリシャ・ローマの人々の間でもみられるものだったという

John Foxe

むちで尻を叩く罰は大人に対しても行われていた。この銅版画は１５６３年の「殉教者列伝」に掲載された。ロンドン司教エドマンド・ボナーが異端者を罰している

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お尻叩きに使う道具は、むちやベルトなど様々だ。写真の男性はパドルと呼ばれる体罰用の櫂（かい）状の棒を手にしている

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お尻叩きは多くの人種や文化に浸透している。体罰について１５年研究している米テキサス大学オースティン校のエリザベス・ガーショフ教授は、米国におけるこの習慣について、黒人の間でより一般的だったと指摘する

E.W. Cole

１８７９年刊行の絵本に収録された１枚。学校で悪いことをした生徒の尻を叩く「むち打ち機」が描かれている

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１９０３年から３５年まで刊行されたフランスの若者向け週刊誌の中のイラスト。学校教師が生徒１人の尻を叩く間、他の２人は壁の方を向いて、自分たちの番が来るのを待っている

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学校での体罰の写真。撮影年不詳

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マーク・トウェイン原作「トム・ソーヤーの冒険」の映画版（１９３８年）でポリーおばさんから罰を受ける主人公のトム・ソーヤー

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１９９０年放送の米ＮＢＣ「サタデー・ナイト・ライブ（ＳＮＬ）」のワンシーン。カトリック学校の修道女が生徒に体罰を加えている。現在はカトリック学校に修道女や聖職者の教師はほとんどおらず、生徒がパドルで叩かれることもない

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１９６３年のコメディー映画「マクリントック」のワンシーン。ジョン・ウェイン演じる主人公のジョージ・ワシントン・マクリントックがモーリン・オハラ演じる妻のキャサリンの尻を公衆の面前で叩いている