写真特集:上海からLAまで5時間? 超音速機の開発

Ctripの幹部は「中国は超音速旅客市場で世界最大級になる」と語る

2018.06.02 Sat posted at 13:16 JST

 上海からロサンゼルスまで約5時間、東京からサンフランシスコなら5時間半――。アジアと米国を従来の飛行時間の半分で結ぶ超音速旅客機の開発に、新たな期待が集まっている。開発を進める米ブーム・テクノロジーズの取り組みを画像で見る。画像は同社提供

航空関連の新興企業が超音速旅客機への関心を引き寄せている。ブーム・テクノロジーズはヴァージン・アトランティック航空などから8500万ドルの資金を調達
デンバー拠点の同社への支援はアジアにも広がる。日本航空が55座席の旅客機20機の購入予約をしたと報じられ、旅行予約サイトを運営するCtripは中国企業で初めて同社の戦略パートナーになった
Ctripの幹部は「中国は超音速旅客市場で世界最大級になる」と語る
通路を挟んで1列ずつの座席配置を想定。ニューヨーク・ロンドン間の往復料金は5000ドルを想定
座席のスペースは余裕があるが、フルリクライニングではない。座席下にはロッカーがあり、窓は大きく上空1万8000メートルから地上を見下ろせる
超音速飛行による衝撃波の問題は、改良されたデザインでより緩やかになる見込み。米国上空では現在、地上の住民への配慮で超音速飛行が禁じられている。デザインはピノキオの鼻のような形状で、大きな翼が特徴
航空専門家のピーター・ゲルツ氏は、衝撃波の問題について、コンコルドはそれが大きな問題だったと指摘。ブーム社ほど楽観視はしていないと語る
同氏は、経済的な実現可能性も疑問視されるものの、企業家精神は称賛に値すると評価。もし10億ドル単位の巨額の投資を得て、優良航空企業がパートナーにつけば見込みはあると述べた

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