いきなりスピーカーが笑い出す、アマゾンの「アレクサ」に不具合

アマゾンも問題が起きていることを確認し、現在対応に当たっていると説明した

2018.03.08 Thu posted at 10:41 JST

サンフランシスコ(CNNMoney) 静まり返った部屋の中。家には自分のほかに誰もいない。そこへ突如として、女性の甲高い笑い声が響く。ゾッとして見回すと、米アマゾンのスマートスピーカーが笑っていた――。

笑い声の原因は、スマートスピーカーに搭載された音声アシスタント機能「アレクサ」の不具合にあった。

複数のユーザーからの報告によると、何も操作していない時、あるいは電気をつけたり消したりするよう指示した時に、アレクサがいつもとは違う女性の声で、「ハハハ」と笑うような声を出したという。

アマゾンも問題が起きていることを確認し、現在対応に当たっていると説明した。なぜ笑い声を立てるのか、影響がどの程度広がっているのかは明らかにしていない。

ユーザーを怖がらせているのは笑い声だけではない。アレクサが応答しなくなったという訴えも複数寄せられている。

あるユーザーはツイッターへの投稿で、何も操作していないのに、アマゾンのスマートスピーカー「エコー」から突然、近隣の葬儀場と墓地の名を読み上げる声が聞こえてきたと伝えた。

スマートスピーカーには常時音声を聞き取るマイクが搭載されていて、「アレクサ」などの呼びかけに反応する。

しかし、収集されたデータが広告宣伝に利用されたり、捜査機関に使われたりする恐れもあるとして、一部では懸念の声も出ている。

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