米テキサス銃乱射、容疑者の義祖母も犠牲 家庭内不和背景か

犠牲者の中には容疑者も妻の祖母も

2017.11.07 Tue posted at 10:28 JST

(CNN) 米南部テキサス州の教会で起きた銃乱射事件について、犠牲者の1人が容疑者の妻の祖母だったことが7日までに分かった。

州当局者によると、デビン・ケリー容疑者(26)は家庭内に問題を抱えていたとみられる。この教会に通っている妻の母に対し、かねてから脅迫メッセージを送り付けていた。

事件直前の5日朝にも義母にメッセージを送信したとされる。ただ犯行当時、義母本人は教会の中にいなかった。

義理の祖母の友人らが匿名を条件に語ったところによると、故人はこの教会でよくボランティアをしていたという。

当局者によれば、事件で死亡した最年長者は77歳。また最年少はわずか1歳5カ月の女児だったことが、遺族の話で分かった。同じ家族の3世代、計8人が死亡したとの情報もある。負傷した20人のうち10人は、6日の時点で依然重体。

テキサス州のアボット知事は、同州史上最悪の銃乱射事件だと述べた。

捜査当局の調べによると、ケリー容疑者は犯行に使ったライフルを昨年4月、同州サンアントニオのアウトドア用品店で購入していた。この時は身元調査を通ったことになる。一方、同容疑者がテキサス州で銃の携帯許可を申請し、却下されていたことも分かった。

使用したライフルは昨年4月に購入したという

容疑者は教会から出たところで近くに住む男性に撃たれた。当局者によれば、容疑者はその後、父親に電話をかけて追い詰められた状況を伝え、自身に向けて発砲したとみられる。

容疑者は現場から車で逃走したため、この男性が通りかかったドライバーに事情を説明し、同乗して追跡した。容疑者の車は途中で車道から外れて溝にはまり、そのまま動かなくなった。出動した捜査当局者が車内を調べたところ、容疑者の遺体と複数の武器が見つかったという。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。