イスラエル軍侵入前のシファ病院、院内に武装組織のメンバーいた 目撃者が証言
(CNN) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区にあるシファ病院での軍事作戦を実行する前日、院内にイスラム組織ハマスや武装組織イスラム聖戦のメンバーがいたことがわかった。報復を恐れて匿名を条件に語った目撃者がCNNに明らかにした。
イスラエル軍は今月18日、シファ病院に対する軍事作戦を開始した。
目撃者によれば、ハマスやイスラム聖戦のメンバーやその家族が推計で約400人から500人、今月中旬にシファ病院に到着した。ハマスの政治部門の幹部と見られる人物がいたほか、武装した人物もいたという。
目撃者によれば、武装組織のメンバーの一部は院内で銃器を所持していた。
CNNはガザの保健省にコメントを求めた。
イスラエル軍は、院内にハマスやイスラム聖戦のメンバーがいると主張して、同病院に対する大規模な軍事作戦を開始した。
イスラエル軍によるシファ病院での軍事作戦は2週目に入った。イスラエル軍によれば、院内や周辺で、約500人のハマスやイスラム聖戦のメンバーを拘束したほか、約170人を殺害したという。
イスラエル軍による軍事作戦が始まった際には、敷地内には数千人の民間人が避難していた。目撃者によれば、医療スタッフや民間人もイスラエル軍によって拘束された。