日米比3首脳がワシントンで初の合同会談開催へ、中国にらみ

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比首都マニラで握手を交わすブリンケン米国務長官とフィリピンのノマロ外相/Evelyn Hockstein/AFP/Getty Images

比首都マニラで握手を交わすブリンケン米国務長官とフィリピンのノマロ外相/Evelyn Hockstein/AFP/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスは21日までに、バイデン米大統領、日本の岸田文雄首相とフィリピンのマルコス大統領が4月11日にホワイトハウスに集まって会談を実施する、と発表した。これら3首脳による合同サミットは初めて。

ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は声明で、この首脳会談では包括的な経済成長、新興技術、気候変動問題をめぐる協力、インド太平洋地域や世界規模でのさらなる平和や安全保障などを助長させる3カ国間の協力態勢が話し合われるとした。

ブリンケン米国務長官は首脳会談について、非常に期待できる「協力関係の新たな展望を開くもの」と評した。フィリピンを訪問し、マルコス大統領と19日に会談する前に述べた。

首脳会議の開催は「我々3国の間で経済開発、気候変動問題への対応、食料の安全保障の確保や国際法の支持を同じく優先している非常に強固な土台に根ざしている」とも述べた。

また、フィリピン防衛に対する米国の「鉄壁の関与」を改めて約束した。領有権論争が続く南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島でフィリピンと中国の対立が高まり、中国側の威嚇的な行動が続いているとされる情勢を受けた発言ともなっている。

マナロ比外相と共に臨んだ共同記者会見で、同盟国は南シナ海やフィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含むインド太平洋の自由で開かれた環境を目指す未来図を共有し、これを脅かす中国の行動に懸念を抱いているとも指摘した。

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