ドイツ艦が米国のドローンに射撃、フーシのドローンと誤解
(CNN) ドイツのフリゲート艦が紅海の上空で27日、イエメンの反政府武装組織フーシのドローンと間違えて、米国のドローンを狙って射撃した。米国防当局者が明らかにした。
ドイツのフリゲート艦「ヘッセン」は、重要な航路を守る欧州連合(EU)の取り組みの一環として紅海を航行。当局者によると、米国のドローン「MQ9」を狙って射撃したが、命中はしなかった。
フリゲート艦がドローンに対して使用した武器は分かっていない。
ドイツ軍は27日、SNSへの投稿で、ヘッセンが無人機(UAV)2機と交戦したとしていた。いずれについてもフリゲート艦側が「防衛措置を開始した」と述べ、無人機との「戦闘」に成功したとしている。
フリゲート艦側に負傷者はなく、損傷もなかったとしている
ドイツ軍の声明には、誤って米国のドローンを射撃したことに関する言及はなかった。
これに関連して米中央軍は27日、米軍機と「同盟艦」が紅海でフーシの一方攻撃ドローン5機を撃墜したと発表した。米国防当局者はCNNに対し、この同盟艦がヘッセンだったことを確認した。
ヘッセンは紅海とインド洋で商船を守るEUの軍事作戦の一環として航行していた。米国はEUと連携して、紅海とアデン湾の商船を守る作戦を展開している。