石油タンカーにフーシのミサイル攻撃、炎上 アデン湾

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米国主導のイエメン空爆に対する抗議デモで、模造したミサイルを掲げるイエメン人ら/Mohammed Hamoud/Getty Images

米国主導のイエメン空爆に対する抗議デモで、模造したミサイルを掲げるイエメン人ら/Mohammed Hamoud/Getty Images

(CNN) 中東イエメンの反政府武装組織フーシの戦闘員が26日、アデン湾を航行中の石油タンカーに向けてミサイルを発射し、タンカーは炎上した。重要な海上輸送路であるアデン湾では攻撃が相次いでいる。

タンカーを運航する資源大手トラフィグラは同日、石油タンカーの「マーリン・ルアンダ」がミサイルによる攻撃を受けたと発表した。

トラフィグラは声明でこのタンカーについて「紅海を通航した後、アデン湾でミサイルによる攻撃を受けた」と説明。「船に積載された消火設備を動員して、右舷の貨物タンク1基で発生した火災の鎮火を図っている」と述べた。

イランを後ろ盾とするフーシは犯行声明を出し、「我が国(イエメン)に対する米英の侵略」への対抗とパレスチナ人の支持を目的にミサイルを発射したと主張した。

トラフィグラは英国に拠点を置く企業。状況を注視していると述べ、この地域の軍艦が支援提供に動いていることを明らかにした。

英政府は現時点でコメントしていない。

米中央軍は同日これより前、フーシがアデン湾にいる米駆逐艦に対して対艦弾道ミサイルを発射したと発表していた。

バイデン政権や同盟国はフーシに対し、国際海上路での攻撃には相応の結果が伴うと警告。その後、米英はイエメン国内のフーシの目標を複数回にわたり攻撃している。

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