旅客機内で現金330万円分を盗んだ疑い 中国人の男を起訴

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シンガポール航空傘下の格安航空会社(LCC)スクートの機内で、約330万円分の現金を盗んだとして、中国人の男が起訴された/Edgar Su/Reuters

シンガポール航空傘下の格安航空会社(LCC)スクートの機内で、約330万円分の現金を盗んだとして、中国人の男が起訴された/Edgar Su/Reuters

(CNN) シンガポール航空傘下の格安航空会社(LCC)スクートの機内で、同じ客室の乗客3人から合わせて約330万円分の現金を盗んだとして、中国人の男(52)が起訴された。

スクートの報道担当者によると、被告は16日、ベトナム南部ホーチミンからシンガポールへ向かう便に搭乗した。客室乗務員が乗客の1人から盗難とみられる報告を受け、空港警察に通報した。被告は到着後、取り調べのため機外へ誘導された。

法廷で読み上げられた起訴状によると、被告は乗客1人のバックパックから300万ベトナムドン(約1万8000円)、2人目のバッグから5億1000万ドン(約300万円)と50シンガポールドル(約5400円)、さらに3人目のバッグに入っていた封筒から1000米ドル(約14万円)と930シンガポールドル(約10万円)を盗んだとされる。

裁判で有罪となれば、1件の罪につき最大3年の禁錮刑か罰金刑、あるいはその両方が科される。

客室内での窃盗は多くの国で連邦犯罪に相当し、一般の旅行者が考えるより頻繁に発生している。

香港警察は10月、乗客のクレジットカードを盗む犯罪集団が見つかったとして、到着便内での盗難に警戒を呼び掛けた。香港キャセイパシフィック航空は2019年、客室乗務員が機内の備品を盗み出していたとして取り締まりを発表した。

台湾では9月、東京からの便に搭乗した男が、ほかの乗客の持ち込み荷物から現金を盗んだ疑いで逮捕された。

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