ガザ入りの支援物資トラックが一気にゼロ、戦闘再開の1日

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人道支援物資を積載し、ラファ検問所の外で待機するトラックの車列/Khaled ElfiqiI/EPA-EFE/Shutterstock

人道支援物資を積載し、ラファ検問所の外で待機するトラックの車列/Khaled ElfiqiI/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) イスラム組織「ハマス」とイスラエル軍の戦闘が1日に再開したことを受け、パレスチナ自治区ガザ地区に同日入った人道支援物資を届けるトラックが1台もなかったことがわかった。エジプトとガザとの境界にあるラファ検問所に居合わせた目撃者が報告した。

イスラエル側にあるニツァーナ検問所で検査を受けた多数のトラックが、ラファ検問所のガザ側の入り口で待機している様子は確認された。

この目撃者によると、1日の早い時間帯に同検問所のエジプト側の入り口を通過していた燃料搭載のトラックがガザへ向かわず同じく待機を強いられているという。

目撃者は、戦闘再開で1日朝にはガザ側のラファを襲う砲撃音が複数回聞かれたと証言。ラファ検問所のエジプト側でも砲撃の着弾時の爆発で地面が揺れたとも伝えた。

CNNは先に、戦闘休止の合意を受け最大200台ものトラックが毎日、ガザに入ることが許可されたと報じてもいた。

一方、エジプト政府当局者は2日までに、国際支援物資を積み、ラファ検問所を経由してガザへ進入したトラックは10月21日以降で計2781台に上ることを明らかにした。医療物資や薬品は3176トン相当だったという。

食料が1万3348トン、水が1万359トン、ほかの救援物資が3203トン、テントの137トンなどが含まれたとした。

CNN取材班は、高速道路を使ってラファ検問所へ向かう途中、援助物資を運ぶ数百台規模のトラックと遭遇。トラック運転手の1人は、ガザ入りを10日間待っていると明かした。

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