反ユダヤ主義の事案が増加、イスラエル・ハマス紛争開始後 独

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記者会見で発言するフェリックス・クライン氏(右から2人目)=7日、ドイツ・ベルリン/Kay Nietfeld/picture-alliance/dpa/AP

記者会見で発言するフェリックス・クライン氏(右から2人目)=7日、ドイツ・ベルリン/Kay Nietfeld/picture-alliance/dpa/AP

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが1カ月前にイスラエルに対して攻撃を行って以降、ドイツで反ユダヤ主義の事案が増加していることがわかった。

独政府でユダヤ人の国内での生活や反ユダヤ主義との闘いに取り組んでいるフェリックス・クライン氏は7日、記者団に対し、「我々が10月7日以降に目の当たりにしているのは、ドイツでは過去数十年見られなかった水準のユダヤ人に対する憎悪だ」と述べた。

クライン氏によれば、連邦刑事庁は中東の紛争に関連した少なくとも2000件の犯罪を記録した。クライン氏は、1938年に起きた「水晶の夜」の事件から85年を迎えるわずか2日前なのに「とても痛ましい」と述べた。水晶の夜ではナチスがユダヤ人の家庭や商店を襲っていた。

クライン氏は、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)以来、他のどの日よりも多くのユダヤ人が殺害された日が、世界中で、大規模で暴力的な反ユダヤ主義にさらされるのはなぜなのかと訴えた。

クライン氏によれば、路上で反ユダヤ主義的な書き込みが見つかったり、ユダヤ人家族の家にダビデの星が付けられたり、ユダヤ人の公民館が火炎瓶で襲撃されたりした事案が報告されている。

クライン氏によれば、ドイツ政府は国内のユダヤ系やイスラエル系の施設について警備態勢を強化した。

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