ガザでまたパレスチナ人記者が死亡、直前まで生中継 「国際社会は守ってくれない」

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同僚の死を受け、サルマン・アル・バシル記者は生中継でヘルメットと「PRESS」の文字が入った防弾チョッキを脱ぎ捨て、スタジオにいる司会者は涙を見せた/Palestine TV

同僚の死を受け、サルマン・アル・バシル記者は生中継でヘルメットと「PRESS」の文字が入った防弾チョッキを脱ぎ捨て、スタジオにいる司会者は涙を見せた/Palestine TV

「私たちが着けているのはただのスローガンです。ジャーナリストを守ってはくれません」と続けるアル・バシル記者の声は震えていた。

イスラエルの何週間にもわたる爆撃に、ガザのパレスチナ人は耐えられなくなっているとバシル記者は訴えた。「同僚のモハンマド・アブ・ハタブはわずか30分前、ここに立っていました。そして今、彼は私たちのもとを去り、彼の妻も、兄弟も、多くの家族も犠牲者になって病院の中にいます」

パレスチナ保健省によると、イスラエルの空爆によるガザ地区の死者は少なくとも9025人に上り、負傷者は2万2000人を超えた。

米NGO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、10月以降に死亡したジャーナリストは少なくとも33人で、過去数十年で最悪のペースとなっている。内訳はパレスチナ人28人、イスラエル人4人、レバノン人1人。

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