「生きたタコ」料理食べた82歳男性、喉に詰まらせ心停止 韓国

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韓国料理の「サンナクチ」/AStudio/iStockphoto/Getty Images

韓国料理の「サンナクチ」/AStudio/iStockphoto/Getty Images

ソウル(CNN) 韓国南部光州市で、「生きたタコ」を意味するサンナクチ料理を食べた82歳の男性が、喉(のど)を詰まらせて心停止状態となった。サンナクチはまだ動いている新鮮なタコを使った韓国の名物料理。

光州市の消防によると、現地時間の23日午前、男性がサンナクチを喉に詰まらせたという通報があった。現場に到着した救急隊は心停止状態となった男性を発見し、蘇生措置を行った。

男性が助かったかどうか、当局は明らかにしていない。

サンナクチは生のタコをぶつ切りにした料理で、韓国の沿岸部や水産市場で食べられる。「生きたタコ」というのは誤りで、タコは死んでから足をぶつ切りにして料理する。

しかし切ってすぐに新鮮な状態で出されるため、触手の神経がまだ活動していて皿の上で動き続けることから「生きて」いるように見える。

サンナクチはゴマ油やゴマ、ショウガなどをまぶすこともあり、かみ応えのある食感を特徴とする。

韓国ではここ数年の間も、「生きたタコ」を食べた人が窒息死したという地元メディアの報道が数件あった。

恐らく最も有名なのは「タコ殺人」と呼ばれた事件だろう。2012年に韓国人男性が、交際相手の女性を殺害してサンナクチの事故だったと主張したとして終身刑を言い渡された。翌年の最高裁判決では、証拠不十分で男性を無罪とした。

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