イスラエル、 レバノン領内へ攻撃 ヒズボラのミサイル発射に対抗

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レバノン南部の村から立ち上る煙/Mohamed Azakir/Reuters

レバノン南部の村から立ち上る煙/Mohamed Azakir/Reuters

(CNN) イスラエル軍は11日、 レバノンとの国境近くの同軍駐屯地に向けて対戦車ミサイルが発射されたことを受けて、レバノン領内を攻撃したと明らかにした。

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは「誘導ミサイル」をイスラエルに向けて発射したと明かした。イスラエル軍がレバノン南部で実施した9日の空襲の際、メンバー3人が殺害されたことへの報復措置としている。

イスラエル軍はレバノン領内の対戦車ミサイルが発射された周辺を砲撃したという。

同軍は「対戦車ミサイル攻撃を受け、我が軍の航空機がレバノン南部にあるテロ組織、ヒズボラの軍事監視所を攻撃した。また、ミサイルが発射された地点の周辺にも砲撃を加えた」と説明した。

ヒズボラは攻撃でイスラエル軍兵士を殺害・負傷させたとしているが、死傷者についてのCNNの質問にイスラエル軍はただちに答えなかった。

レバノン国営通信NNAは、11日にイスラエルとレバノンの国境近くで激しい砲撃が再び始まったと報じた。

ヒズボラが運営するテレビ局、アル・マナールによると、10日にもレバノン側からイスラエルに向けてロケット弾が発射された。ヒズボラはロケット弾の発射を主張していない。

イスラエル軍は砲撃で応じたと明らかにした。同国北部のレバノンとの国境沿いで緊張が高まっている兆候が改めて示される形となった。

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