ロシアの原子力巡航ミサイル「プレベストニク」、試験成功と発表 プーチン氏

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ロシアのプーチン大統領=5日、ロシア・ソチ/Sergei Guneev/Pool/Sputnik/Reuters

ロシアのプーチン大統領=5日、ロシア・ソチ/Sergei Guneev/Pool/Sputnik/Reuters

(CNN) ロシアのプーチン大統領は5日、新世代の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベストニク」の試験に成功したと発表した。

ロシア国営RIAノーボスチ通信がプーチン氏の話として伝えたところによれば、世界全体を射程に収める原子力推進式巡航ミサイル「ブレベストニク」の最新の試験に成功したという。

プーチン氏の発言は南部ソチで開催された「バルダイ・フォーラム」で出たもの。

ブレベストニクの開発計画は2018年、新世代の大陸間極超音速ミサイルを開発する幅広い取り組みの一環でプーチン氏が発表した。名前が出た兵器の中には弾道ミサイル「キンジャル」や極超音速滑空体「アバンガルド」も含まれる。

プーチン氏は18年3月の連邦議会演説で、開発の目的は今後数十年にわたって世界の戦略的均衡を確保することにあるとの認識を示した。

プーチン氏はこの時、プレベストニクについて「核弾頭を搭載する低空飛行ステルスミサイルであり、ほぼ無制限の射程と予測不能な軌道、迎撃を迂回(うかい)する能力を有する」と説明していた。

ただ欧米の専門家によると、このプログラムは問題に見舞われ、試験失敗が相次いでいる。オープンソースの分析グループ、核脅威イニシアチブは19年、「メディアはブレベストニクの試験が13回実施され、2回の部分的な成功を収めたという認識で一致している。米情報機関も同様の見解とされる」と明らかにした。

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