習近平氏は「独裁者」 ドイツ外相の発言に中国が反発

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ドイツのベアボック外相/Olivier Douliery/AFP/Getty Images

ドイツのベアボック外相/Olivier Douliery/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツのベアボック外相が中国の習近平(シーチンピン)国家主席を「独裁者」と呼んだ発言に対し、中国政府が強い反発を示している。

ベアボック氏は先週の訪米中にFOXニュースとのインタビューで、ロシアによるウクライナ侵攻について質問を受け、「プーチン(ロシア大統領)がこの戦争に勝ったとしたら、それは習氏のようなほかの独裁者たちにとってどんな合図になるだろう」と問い掛けた。

ドイツ外務省の報道官が18日、CNNに語ったところによると、中国はドイツの駐中国大使を呼び出して抗議した。

中国外務省は「強い不満」を表明し、同氏の発言に「断固反対する」との立場を示した。

外務省報道官は18日の定例会見でこの発言について問われ、「極めて理不尽な発言で、中国の政治的威信を侵すあからさまな政治的挑発だ」と述べた。同省が公開した会見の公式記録に、この問答は記載されていない。

今年6月には、バイデン米大統領が習氏を「独裁者」と呼び、中国外務省が「事実に反する」と猛反発した。

ベアボック氏はドイツ連立政権の一角をなす環境政党「緑の党」の前党首で、中国の人権問題や対台湾政策に強硬な立場を示してきた。

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