バイデン氏、G20開催地インドを訪問 習氏とプーチン氏が不在の中

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G20がインドで開幕、習氏とプーチン氏不在の中

ニューデリー(CNN) バイデン米大統領は8日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に参加するためインドの首都ニューデリーに到着した。ロシアと中国の軍事的、経済的な攻勢に対抗する計画を掲げる一方で、発展途上国に関与する米国の姿勢も示す方針だ。

G20のメンバーである中ロの首脳は今年のサミットを欠席しており、世界の主要経済大国の間に走る亀裂が浮き彫りになっている。

バイデン氏の到着に先立ち、当局者らはサミット閉幕時に署名される可能性がある共同宣言の草案作りに追われた。ただ、外交官らによると、協議は難航。世界の主要争点を巡るG20内の大きな亀裂を映す結果となった。

バイデン氏は長年、世界の危機時にG20のような機関が示す団結力に信頼を寄せてきた。2日間のインド滞在中、気候変動や債務再編といった問題に焦点を当てたい考えだ。

しかし、志を同じくする国で構成されるより小規模なG7とは異なり、今週のG20はウクライナでの戦争から中国への対抗の必要性まで、さまざまな展望を持つ幅広い国が集まる。

一部の欧米当局者の間では、利害の分断と世界紛争の時代におけるG20の有用性を疑問視する声もある。しかし、サミットに臨むバイデン氏の側近らは、G20は依然として重要な成果を出せるとの見方を強調した。

週末のサミットで主役を務めるのはインドのモディ首相だ。モディ氏はG20議長国の立場を生かして発展途上国に焦点を当てつつ、世界の有力政治家としての地位を固めようと試みている。米国とより緊密な関係を築く狙いもある。

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