オランダとデンマーク、F16戦闘機をウクライナに供与へ

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F16戦闘機の前に立つオランダのルッテ首相(右)とウクライナのゼレンスキー大統領(中央)=20日、オランダ・アイントホーフェン/Peter Dejong/AP

F16戦闘機の前に立つオランダのルッテ首相(右)とウクライナのゼレンスキー大統領(中央)=20日、オランダ・アイントホーフェン/Peter Dejong/AP

(CNN) オランダとデンマークがウクライナに対して、F16戦闘機を供与することがわかった。ウクライナのゼレンスキー大統領は、F16戦闘機供与の合意を「歴史的」とたたえた。

ウクライナ政府は、ロシアが制空権を握っているために反攻が遅れていることを受け、西側諸国に対して、F16戦闘機を提供するよう呼び掛けている。

オランダのルッテ首相はオランダ・アイントホーフェンで、ゼレンスキー氏と共同記者会見に臨み、移転の条件が満たされれば、オランダがウクライナにF16を供与すると述べた。

ゼレンスキー氏は今回の合意について、歴史的であり、これまでで最も重要なものだとたたえた。ゼレンスキー氏は、オランダが訓練後にF16を提供することに合意した最初の国となったと述べ、謝意を示した。

今回の報道があっても、ウクライナがF16を利用できるようになるには数カ月かかりそうだ。

デンマークの外務省は20日、声明で、同国がF16の供与に合意したことを確認した。声明によれば、供与の条件には、ウクライナ側の人材の育成や、インフラと兵站(へいたん)の整備、必要な認可の取得などが含まれる。

ゼレンスキー氏はオランダの後、デンマークを訪問し、フレデリクセン首相と会談した。

フレデリクセン氏は、デンマークがウクライナに対して、F16戦闘機を19機供与すると明らかにした。

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