侵攻後に殺された民間人1万人以上 ウクライナ検事総長室

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ウクライナ首都近郊のブチャでロシア軍に殺害された民間人を慰霊する施設を訪れる母子/Sergei Supinksky/AFP/Getty Images

ウクライナ首都近郊のブチャでロシア軍に殺害された民間人を慰霊する施設を訪れる母子/Sergei Supinksky/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ検事総長室の戦争犯罪調査部局は2日、ロシアの侵略が昨年2月に始まって以降、これまで殺害された民間人は約1万749人で、負傷者は1万5599人に達したと報告した。

同部局の責任者はインタファクス・ウクライナ通信との会見で、犠牲者の中には子ども499人が含まれると述べた。

ロシアの占領地が解放されれば、殺害された民間人の人数は「何倍も増加する」と予想しているとした。「(東部ドネツク州の)マリウポリ市だけでも数万人規模の死者がいるとみている」と続けた。

同部局が今回示した数字は国連のような国際機関が発表したデータと似通っている。国連は先月7日、子ども500人余を含む民間人9000人以上の死亡を確認したと報告。実際の数字はより多いとみられるともつけ加えていた。

戦争犯罪調査部局の責任者はまた、侵攻開始以降にロシア軍が関与した戦争犯罪は9万8000件に上ることも突き止めたと主張した。

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