ウクライナ、ザポリージャ原発の緊急訓練 「テロ攻撃」に備え

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(CNN) ウクライナのエネルギー省は29日、ロシア軍が占領している同国中南部のザポリージャ原発での「テロ攻撃の可能性」に備えて、4州で大規模な緊急訓練が始まったと明らかにした。

同省のフェイスブックへの投稿には、国営原子力企業「エネルゴアトム」の専門家が「ザポリージャ原発で起こりうるシナリオをいくつか作成し、訓練中に実践される」とある。

南部ヘルソン州のプロクジン知事は同州で訓練が始まったことを認め、市民に訓練の写真をインターネットに投稿しないよう呼び掛けた。

ロシアが同発電所での「テロ攻撃」を「検討している」というウクライナのゼレンスキー大統領の主張について、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「新たなうそだ」と述べて否定している。

ザポリージャ原発は6基の原子炉を備える欧州で最大規模の原発施設。施設の大半は旧ソ連時代に建設され、1991年にソ連からの独立を宣言して以降、ウクライナが所有している。

ロシアがウクライナに侵攻して以来、ドニプロ川の東岸に立地している同原発と周辺地域はロシア軍に占領されているが、原発施設はほぼウクライナの作業員によって運営されている。

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