バルト3国防衛の常備軍創設、NATOに決断迫る 独国防相

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(CNN) ドイツのピストリウス国防相は9日までに、バルト3国を防衛するための常備軍の創設についてドイツではなく、北大西洋条約機構(NATO)が決定を下さなければならないとの見解を表明した。

バルト3国の一員であるリトアニアのアヌシャウスカス国防相と共に臨んだ記者会見で述べた。ドイツの意向が何かの問題ではなく、NATOが何を正当かつ必要な要件とするかの問題であると指摘した。

アヌシャウスカス国防相は会見で、NATOの防衛線は自国が起点となっており、ドイツ軍の旅団のリトアニア内での常駐を要請。旅団を迎え入れるために必要なインフラ整備も準備しているとした。

ピストリウス氏は、NATOの欧州連合軍最高司令官はNATOの東方圏の防御に柔軟に対処する部隊を検討しているとも明かした。

その上で、ドイツは旅団の兵士5000人、文民組の職員や帯同の家族などの送り込みを計画していると続けた。NATO東方圏への関与は今や、冷戦終結以降、より大きな意味合いを帯びているとも強調した。

ドイツ軍兵士は、ロシアが2014年にウクライナ・クリミア半島を一方的に併合した後、リトアニアへ派遣され、現在の駐留規模は1400人となっている。

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