欧米戦闘機の複数の「飛行中隊」が必要、ウクライナ空軍

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ウクライナ軍の「スホイ24」、「スホイ27」の前を歩く兵士ら/Genya Savilov/AFP/Getty Images

ウクライナ軍の「スホイ24」、「スホイ27」の前を歩く兵士ら/Genya Savilov/AFP/Getty Images

(CNN) 欧米諸国に対し戦闘機供与の声を強めるウクライナ空軍は11日までに、ロシア軍に抗戦し勝利を収めるためには数十機規模の西側の戦闘機が必要との見方を示した。

空軍のイフナト報道担当者は、これら欧米戦闘機の戦力編成について「最初は少数の飛行中隊の整備で始められる」と指摘。12機で構成される中隊を1~2個あるいはそれ以上の規模で保有できたのなら、ウクライナ人の操縦士が欧米戦闘機を主力機とする移行段階に適合し得る最初の措置になるとした。

その上で英国政府が最近示したウクライナ空軍パイロットへの訓練提供の申し出を歓迎した。

イフナト氏は自国空軍が現在保有する最新型の戦闘機でも運用開始から30年以上経過する旧式になっているとの現状も説明。

抱えている戦闘機などの機種にも触れ、対地攻撃機「スホイ25」、戦闘爆撃機「スホイ24」に加え、「ミグ29」と「スホイ27」の両戦闘機があると明かした。

これらの機材は敵側の防空網を連日攻撃している米国製の対レーダーミサイル「HARM」の使用に合わせて改修などしているとしたが、同ミサイルを米国製や他の友好国の航空機に装着した場合、本来示し得る性能などが発揮できないとの課題にも触れた。

同報道担当者は、ウクライナは西側の全ての戦闘機の引き渡しを歓迎するだろうとしながらも、改良を複数回施してきた米国製のF16型戦闘機に特に言及した。「ウクライナが現在、最も必要としているのは搭載し得る兵器類の範囲、そのミサイルの種類や(戦闘機の)航続距離である」とつけ加えた。

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