北朝鮮、輸送先偽装してロシアに砲弾供給か

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米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官/Saul Loeb/AFP/Getty Images

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官/Saul Loeb/AFP/Getty Images

(CNN) 米国は、北朝鮮がウクライナでの戦争で使用される大量の砲弾をロシアに密かに供給しており、中東や北アフリカの国々に送られるように見せかけて供給を隠そうとしていると非難している。新たに機密解除された情報で明らかになった。

米当局者は、北朝鮮による秘密裡の砲弾の供給について、イランから入手したドローン(無人機)やその他の兵器とともに、ロシアの兵器在庫が8カ月の戦闘で減っていることを示すさらなる証拠だと考えている。

砲弾の供給が進んでいるとする今回の情報の2カ月前には、CNNなどが米情報機関の話として、ロシアが戦場で使用するために北朝鮮から数百万のロケット弾と砲弾の購入を進めていると報じていた。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は「北朝鮮は9月にロシアへの弾薬提供の意図を公に否定した。しかし我々の情報では、北朝鮮はウクライナでのロシアの戦争に相当数の砲弾を密かに供給している一方で、中東や北アフリカの国々に送られているように見せかけることで本当の輸送先をわかりにくくしている」と述べた。

当局はこの新たな疑惑を裏付ける証拠を示さなかった。機密解除された情報では、供給されている武器の数や代金の支払い方法についての詳細も明らかにされていない。

カービー氏は「これらの出荷が受け取られるかどうか監視を続ける」と述べた。

米当局者は、ロシアが戦争継続に必要な武器の備蓄を維持するのに苦労している証拠として、この取引疑惑を公にした。

2週間前にもヘインズ米国家情報長官が「輸出規制によりロシアはドローン、砲弾、ロケット弾といった物資をイランや北朝鮮などに頼らざるを得なくなっている」と主張した。

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