マリウポリの製鉄所、退避の第2段階が始まる ドネツク州軍事行政トップ
(CNN) ウクライナ南東部ドネツク州の軍事行政トップ、パブロ・キリレンコ氏はCNNに対し、同州マリウポリにあるアゾフスターリ製鉄所からの退避の第2段階が始まったと明らかにした。ただ、成果が出るかどうかについては慎重な姿勢を崩さなかった。
キリレンコ氏は退避措置の第2段階が始まったことを明らかにしたうえで、「事前には何も言いたくない。退避が完了した時点、この特別作戦の成果が出た時点で人々に知らせたいと思う」と述べた。
慎重姿勢を崩さない理由については「ロシアは時に、こうした合意が絶えず変化するようなやり方で全ての物事を進める」からだと説明した。
同氏はまた、アゾフスターリ製鉄所が前夜から重火器による徹底的な攻撃を受けていることを明らかにし、「製鉄所の敷地内への突入もあった」と言い添えた。
キリレンコ氏によると、製鉄所内にはまだ約200人の民間人が残っているとの情報があるという。