ウクライナ大統領、米議員とビデオ会談 支援強化を呼び掛け

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(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は5日午前、米連邦議会の議員らとのビデオ会談で、同国上空での飛行禁止区域設定を含む支援強化を改めて要請した。

ウクライナはロシアの侵攻に対抗するため、米欧に飛行禁止区域を設けるよう求めてきたが、米国と北大西洋条約機構(NATO)は欧州での全面戦争につながる恐れがあるとして、否定的な立場を示している。ロシアのプーチン大統領は5日、禁止区域設定は紛争への参加とみなすと発言した。

ゼレンスキー氏は会談で、米欧が飛行禁止区域を設けないなら軍用機を供給するべきだと主張し、東欧諸国からの戦闘機提供を求めた。

米国防総省はこれについて、自国の所有機を提供するかどうかは最終的に各国が判断するべきとの立場を示している。

ゼレンスキー氏はさらに、ロシアからの原油輸入を禁止し、同国での大手クレジットカードの決済を停止するべきだと主張した。

米カード大手のビザとマスターカードは同日中に、ロシアでの全業務を停止すると発表した。

会談に参加した議員らによると、同氏はロシアによる戦争犯罪の例を多数挙げ、ロシアは民間施設を無差別に攻撃していると訴えた。

会談の最後には数十人の議員がマイクの消音(ミュート)を解除し、ウクライナ語も交えて励ましの言葉をかけた。ゼレンスキー氏は感激の表情を見せていたという。

終了後には複数の議員らがツイッター上で、同氏やウクライナへの支持を改めて表明した。

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