貨物機の車輪部分に隠れて密航、南アからオランダまで11時間

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オランダのスキポール空港。南アフリカから到着した貨物機の前輪部分に男性が隠れているのが見つかった/Nicolas Economou/NurPhoto/Getty Images

オランダのスキポール空港。南アフリカから到着した貨物機の前輪部分に男性が隠れているのが見つかった/Nicolas Economou/NurPhoto/Getty Images

(CNN) オランダの首都アムステルダムのスキポール空港で23日午前、南アフリカから到着した貨物機の前輪部分に男性が隠れているのが見つかった。

スキポール空港や現地の警察によると、男性は南アフリカのヨハネスブルクを離陸した貨物機の機内に11時間以上も潜んでいた。身元は不明だが、16~35歳と推定されている。

密航者は空港の地上職員が最初に見つけて警察に通報。警察や救急が生存を確認したが、体温は低下していた。

「男性を発見して驚いたが、同機が1万(キロ)以上も極寒の中を飛行したにもかかわらず、男性が生きていたことにはもっと驚いた」。オランダ軍警察の広報はそう話している。

男性は空港で蘇生措置を受けて容体が安定し、アムステルダム市内の病院に搬送された。

警察は男性が回復して退院した時点で、亡命を望んでいるかどうかを確認する。

ヨハネスブルクからアムステルダムまでの飛行時間は約11時間。同機がケニアを経由していた場合、さらに数時間長くなる。

密航者が見つかった貨物機を運航していたルクセンブルクのカーゴルックス航空は、捜査が完了するまでコメントを避けている。

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