トンガ孤立状態続く、大規模噴火と津波で甚大な被害

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14日に発生した海底火山の噴火の様子/Tonga Geological Services/EyePress/Reuters

14日に発生した海底火山の噴火の様子/Tonga Geological Services/EyePress/Reuters

オーストラリアの国際開発・太平洋担当相は、トンガの道路や住宅などに重大な被害が出ていると述べ、離島からの情報は、現時点で「非常に限られている」とした。

トンガタプ島にあるビーチリゾートは17日、「悲しいことに、私たちの美しいビーチリゾートが壊滅した。西海岸の一帯も、カヌクポル村も壊滅状態にある」とフェイスブックに書き込んだ。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は、支援チームが現地入りしたと伝え、1200世帯分の支援物資があると説明。ロイター通信はIFRC太平洋責任者の話として、本当から離れた島々では特に甚大な被害が出ている可能性があると伝えた。

ニュージーランド軍はトンガの被害状況を調べるためにオライオン機を派遣。アーダーン首相は34万ドルの支援などを発表した。

オーストラリアや中国、台湾もそれぞれトンガ支援を表明している。

トンガは170以上の島々で構成され、人口は約10万人。フィジーの東部約800キロ、ニュージーランドからは約2380キロ離れた南太平洋上にある。

海底火山「フンガトンガ・フンガハーパイ」はトンガのフォヌアフォオウ島から約30キロ南東にあり、海底からの高さは約2000メートル。およそ100メートルが海上に出ている。研究者によれば、過去数十年にわたって噴火を繰り返していた。

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