韓国空軍のステルス戦闘機が「胴体着陸」 車輪が作動せず

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韓国・中原空軍基地に着陸するF35A戦闘機=2019年3月29日撮影/South Korea Defense Acquisition Program Administration/Getty Images

韓国・中原空軍基地に着陸するF35A戦闘機=2019年3月29日撮影/South Korea Defense Acquisition Program Administration/Getty Images

(CNN) 韓国空軍の最新鋭ステルス戦闘機F35が4日、空軍基地に緊急着陸した。

空軍当局者によると、電子系統の異常で車輪が作動せず、胴体着陸を余儀なくされた。機体に損傷があったかどうかは不明だが、パイロットは着陸後に無事、降機した。

専門家らによれば、F35による胴体着陸の前例はない。同機は着陸時の進入角度が急で、胴体着陸には高い操縦技術が必要とされる。

F35は米ロッキード・マーチン製の単発戦闘機。韓国からは40機の発注があり、2019年に第一弾が納入された。米空軍、海軍、海兵隊のほか、同盟国の日本、英国、オーストラリア、イタリア、ノルウェー、オランダ、イスラエルにも配備されている。

F35の事故としては最近、英軍の1機が空母クイーン・エリザベス号から飛び立った直後、地中海に墜落した。パイロットは無事に脱出した。

19年4月には航空自衛隊のF35が青森県沖の太平洋で墜落し、パイロットが死亡。空自の事故報告では、パイロットが空間識失調の状態に陥っていた可能性が指摘された。

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