ベラルーシ反政権派指導者の夫、チハノフスキー氏に禁錮18年の刑

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ベラルーシの反政権派指導者として知られるS・チハノフスカヤ氏の夫に禁錮刑の判決/Arturas Morozovas/Getty Images Europe/Getty Images

ベラルーシの反政権派指導者として知られるS・チハノフスカヤ氏の夫に禁錮刑の判決/Arturas Morozovas/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) ベラルーシの国営ベルタ通信は14日、反政権派指導者として知られるスベトラーナ・チハノフスカヤ氏の夫で著名ブロガーでもある活動家、セルゲイ・チハノフスキー被告が禁錮18年の刑を言い渡されたと伝えた。

チハノフスキー氏は大統領選への出馬を表明した直後の昨年5月に拘束されていた。

政府や捜査当局に対する暴力をあおったとして「大規模な暴動を組織し、社会の憎悪を扇動した」罪に問われ、ほぼ非公開のまま進められた裁判で有罪となった。法律では10日以内に上訴することが認められている。

裁判ではほかに3人が有罪判決を受け、10年以上の禁錮刑を言い渡された。

昨年の大統領選には同氏に代わってチハノフスカヤ氏が立候補したが、「欧州最後の独裁者」と呼ばれた現職のルカシェンコ大統領に大差で敗れた。

ルカシェンコ氏の得票率が80%を超えた選挙結果に対して不正を指摘する声が上がり、大規模な抗議デモが展開された。

チハノフスカヤ氏は選挙の暫定結果を公然と否定した後、隣国リトアニアへ逃れ、現在も子どもたちと同国に滞在している。今年の夏には米国でバイデン大統領らと面会し、ルカシェンコ政権に対する制裁を呼び掛けた。

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