ANALYSIS

ペットのコーギー犬を対策員が撲殺、中国の「ゼロコロナ」があおる過酷な措置

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新型コロナウイルス感染防止対策の作業員によって殺されたコーギー犬/From Fu

新型コロナウイルス感染防止対策の作業員によって殺されたコーギー犬/From Fu

香港(CNN) 激しくドアをたたく音に、眠っていたコーギー犬は驚いて跳ね起き、寝床から飛び出した。ドアが開くと防護服姿の2人がリビングルームに入ってきた。1人はバールを、もう1人は黄色いビニール袋を持っていた。

「この場で片づける必要があると指導者は言ったのか?」と1人が尋ねると、もう1人が「そうだ」と答え、コーギー犬が下に隠れているテーブルに近寄ると、バールで犬の頭を殴りつけた。犬は悲鳴を上げて別の部屋に逃げ、カメラから姿が消えた。

この悲惨な場面をとらえた防犯カメラの映像は、コーギー犬の飼い主がSNSに投稿した。コーギー犬は12日、中国南部・江西省上饒市の自宅で、新型コロナウイルス感染防止対策の作業員によって殺された。飼い主は近くのホテルで強制隔離されていた。

中国のSNSには犬を殺したことに対する非難の声が殺到している。今回の出来事は、「ゼロコロナ」を追求する戦略の下、中国の自治体が過酷な措置に出ている現実を見せつけた。

各地でデルタ変異株の感染再拡大が続く中、中国の自治体はとてつもない感染拡大食い止めの圧力にさらされている。これまでのところ、中国の省区の約3分の2で、1300例を超す症例が報告された。

犬が殺された地区は、数例の症例が確認されたことからロックダウン(都市封鎖)に入っていた。飼い主は中国大手SNS「微博(ウェイボー)」への投稿で、全住民が12日から政府の隔離施設に入ることを義務付けられたが、ペットの同伴は認められなかったと説明している。

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