中国のミサイル格納場建設で相当な進展か、将来の核配備も

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衛星写真が捉えた建設の進む格納施設の様子/Planet Labs Inc.

衛星写真が捉えた建設の進む格納施設の様子/Planet Labs Inc.

ワシントン(CNN) 米シンクタンクの全米科学者連盟(FAS)は2日、衛星画像の分析結果をもとに、中国のミサイル格納場建設が疑われる3施設で相当の進展があったとする報告書を発表した。いずれ長距離核ミサイルの発射が可能になる可能性もあり、中国が核能力の開発に相当な労力と資源を注ぎ込んでいることを示唆するとしている。

報告書をまとめた専門家は「中国にとって前例のない核増強」と分析。「ミサイル格納場が本格運用できる状態になるまでにはまだ何年もかかるだろう。中国がこれをどう武装し、運用するのかはまだ分からない」とした。

米政府は中国の急激な軍事力増強に対して懸念を強めている。チャールズ・リチャード戦略軍司令官(海軍大将)は8月、「その核戦力と通常戦力の爆発的な成長と近代化は、驚異的としか形容できない。驚異的という言葉だけでは不十分かもしれない」と述べていた。

複数の格納庫が建設の異なる段階にある様子を今年8月に撮影。中国西部オルドス市でミサイル格納場の建設が進んでいる可能性がある。用地を整備した後、膨張式のドームを膨らませ、その中で建設が進められる/Planet Labs Inc.
複数の格納庫が建設の異なる段階にある様子を今年8月に撮影。中国西部オルドス市でミサイル格納場の建設が進んでいる可能性がある。用地を整備した後、膨張式のドームを膨らませ、その中で建設が進められる/Planet Labs Inc.

FASが分析したマクサー・テクノロジーズとプラネット・ラボの商業衛星画像は、中国西部でミサイル格納場の疑いがある3地点の様子を詳細にとらえていた。中国はこの場所にミサイル格納庫約300基を建設していると思われる。

「特筆すべきはその規模とスピードで、中国のこれまでのミサイル格納庫と比べると並外れている」。報告書筆者の1人、ハンズ・クリステンセン氏はCNNにそう語った。

格納庫建設の進捗(しんちょく)度合いを示す画像。初期段階のものや膨張式ドームの下で開発が進むもの、ドームが取り払われる段階まで進展しているものがある/Planet Labs Inc.
格納庫建設の進捗(しんちょく)度合いを示す画像。初期段階のものや膨張式ドームの下で開発が進むもの、ドームが取り払われる段階まで進展しているものがある/Planet Labs Inc.

CNNは今回の報告書について、中国政府にコメントを求めている。

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