イルカ1400頭超、一晩の漁で殺される フェロー諸島

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浜辺に並ぶカマイルカの死骸。海面は血の色に染まっている=12日、エストゥロイ島/Sea Shepherd/AP

浜辺に並ぶカマイルカの死骸。海面は血の色に染まっている=12日、エストゥロイ島/Sea Shepherd/AP

(CNN) デンマーク領フェロー諸島で12日夜、地元当局が伝統的な捕鯨漁とする漁で1400頭超のカマイルカが殺された。

海洋環境保護団体シー・シェパードは今回の件について、「残忍かつ対処の仕方をひどく誤った」大虐殺であり、1回の漁としてはこの地で史上最大規模の漁となったと非難している。

同団体によれば、1428頭ものカマイルカの大群がスピードボートおよびジェットスキーによってエストゥロイ島のスカラボトヌールの浜辺に囲い込まれ殺された。

大西洋上に浮かぶフェロー諸島は、英スコットランドとアイスランドの間に位置し、デンマーク王国の自治領となっている。

毎年恒例の捕鯨漁は、地元の文化の一部として数世紀にわたって続いているが、通常はゴンドウクジラが漁の対象となっている。

ただここ数十年、漁の慣行はフェロー諸島政府の厳格な規制を受けており、漁の許可および漁法についての指針が定められている。

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