アジアで麻薬密造が急増、コロナ禍にもつけ込む 国連報告

タイ・バンコクでバイクタクシーの運転手が麻薬の錠剤をどう摂取するかを実演する様子/JACK TAYLOR/AFP/AFP via Getty Images

タイ・バンコクでバイクタクシーの運転手が麻薬の錠剤をどう摂取するかを実演する様子/JACK TAYLOR/AFP/AFP via Getty Images

香港(CNN) 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は10日までに、東・東南アジア地域で昨年押収した覚醒剤などに用いられるメタンフェタミンは2019年比で19%増の過去最高の水準に達したとの報告書を公表した。

昨年の麻薬取引額についてドル換算の数値には触れなかったが、19年の場合は300億ドルから610億ドルの間の水準と見ている。

麻薬カルテルは新型コロナウイルス禍の社会情勢に素早く適応し、乗じる形での活動を進めたと指摘。市場と需要を創出する明瞭な狙いを持って活発な供給を続けたと説明した。

UNODCの東南アジアと太平洋地域担当の責任者は声明で、カルテルは規制が少ない化学物質を使った違法薬物の製造を開始したと分析。また、法執行機関の摘発が難しい新たな場所で麻薬を製造し、これも新たなかつ驚くようなルートを通じてさばいているとも述べた。

麻薬密造の伸びの大半はカンボジア、ラオス、ベトナム、タイとミャンマーのメコン川下流地域で生じた。組織犯罪集団はこれら地域の政府が新型コロナの感染拡大の防止や公衆衛生対策の強化を優先課題と位置付けることにつけ込んでもいたと述べた。

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